◯子どもの『かかとの痛み』は成長痛? それとも、ほかの病気?
あなたのお子さんが、『かかとが痛い』と言ってきたとき…
これって『成長痛?』、『ほかの病気?』と、なるはずです。
『成長痛』以外に考えられるものとして
『シーバー病(踵骨骨端症』が考えられます。
==『成長痛』の場合==
『成長痛』の場合は、病院で検査をしても炎症や病気は見つかりにくいと言われています。なぜなら『成長痛』は、肉体的なものではなく、精神的ストレスや昼間の刺激・疲れが原因と考えられているからです。
《痛みの特徴》
夜に痛みが出ることが多い。
痛む部位もまちまちの場合が多く、痛みも左右ばらばらの時もある。
《対処法》
痛む部位をさすったり、軽くマッサージをしたり、温めることで楽になります。
精神的ストレスの場合は、子どもの話を聞いてあげるなど、不安を取り除くことも
良いとされています。
★☆★☆ 『シーバー病(踵骨骨端症)』の場合 ★☆★☆
一般的には、過度なスポーツでの【かかと】への負担が原因とされています。
球技スポーツ・陸上競技や剣道などをする成長期の子どもに多く見られる症状です。体が成長して、【かかとの骨】がしっかりと出来上がると痛みはおさまります。
《痛みの特徴》
【かかと】をつくと痛い、走れない、などの【かかと】への
衝撃があると強い痛みを感じる炎症性のものです。
無理をしてスポーツを続けると、痛みは慢性化してしまう可能性があります。
《一般的な対処法》
一般的には、病院へ行くと運動を制限され、安静にするよう指示されます。
その部位を動かさないようにギプス固定をすることが多い。
完治までの期間は長く、数ヶ月~数年かかるとの説明されることが多い。
=== ひらいわ整体院の【シーバー病】への考え方 ===
スポーツや部活を頑張っているお子さんには、数週間~数ヶ月もの運動制限は、
『部活をやめなさい!』と言われているようなものです。
特に試合が近かったり、最終学年などの部活の集大成の時期であれば、
なおさらツライことです。
《当院が考えるシーバー病の原因とは?》
一般的に成長期のお子さんは、まだ【かかと】は柔らかい状態なので過度な
スポーツでの【かかと】への負担が原因であるとされています。
しかし、同じように成長期で、同じスポーツ・部活をするお子さんがいても、みんなが痛みに悩んでいるわけではありません。
では、なぜ痛みの出るお子さんと出ないお子さんがいるのでしょうか?
また、同じ練習量なのに片足だけ痛くなるのはなぜでしょうか?
やはりシーバー病には、何かほかに原因があると考えられます。
そして、多くのシーバー病のお子さんの共通点を見つけました。
それは、シーバー病のお子さんの多くが『姿勢が悪い!』ということでした。
『姿勢が悪い』ということ=『背骨に歪みがある』という事が言えるのです。
《シーバー病と背骨との関係は?》
シーバー病のお子さんは、ふくらはぎ・肩・首のどこかに、とても強い痛みがあります。 (※これくらいの年齢のお子さんの筋肉は、とても柔らかいのが普通です。)
筋肉に強い痛みがあるのは、姿勢の悪さから背くる骨の歪みや身体のバランスが大きく崩れていることを意味しています。
身体のバランスが崩れていくと、左右のどちらかの脚に強い負荷がかかるようになり、片足だけに痛みが出るようになるのです。
ただし、痛みを我慢して動いていると、両足ともに痛みを感じる状態になります。
そうなると重症化の可能性があるので、改善までには時間がかかります。
《どのような施術をするのですか?》
当院では、シーバー病の多くのお子さんに共通する症状の
『姿勢が悪い』=『背骨の歪み』に着目して、歪みを整える施術を行います。
【歪み】が小さくなっていくと、ふくらはぎ・肩・首の筋肉もゆるみ始めます。
筋肉がゆるむことでかかとの痛みも軽くなり、崩れていた体のバランスも整いはじめます。バランスが整えば、偏っていた負荷も均等になっていきます。
このときの施術が【優しくゆらす全身調整】です。
10分ほど優しく体をゆらすだけの施術なので、お子様でも安心して受けていただけます。
調整後の変化で、想像以上に早い回復が望めるかもしれません。
また、より早く改善をさせるには、普段の姿勢をしっかりと気をつけることが大切になります。
姿勢に気をつけることは、再発を防止することにもつながります。
『ひらいわ整体院』では、全身調整だけでなく術後に姿勢指導を行います。
そして普段の姿勢の大切さをご理解いただき、再発防止や早期改善に努めていただきます。